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2004.04.04

おしめをした猫

でじゃぶさんの黒白軍団を見ているうちに、かつては我が家にも黒白がいたことを思い出した。
今の4ニャン達と違って辛い一生を背負ってしまった猫を。

忘れもしない夏、7月の花火の日。
生まれてすぐ家の隣の空き家に3兄弟段ボール箱に捨てられていた。
まだ目も開いていない仔猫たち。
NYAN子が見つけてきて、NYAN夫に飼って欲しいと催促。
ようやく許しが出て走っていくと、カラスが何か水たまりに落として慌てて飛び立った。

えっ、、、!? なんと水たまりに落ちていたのは1匹の仔猫。
あわてて段ボール箱をのぞくとそこにはいたはずの仔猫の姿はなし。
かろうじて残った子を連れて我が家へ。

こんな小さな仔猫は育てたことがないので、本を調べほ乳瓶やミルクを買いに走った。
それからは人間の赤ん坊と一緒。
2,3時間置きの授乳。お腹をさすり排便を促す。 
でも、人間と違い成長が早いので睡眠不足もそれほど気にならない。

ちょうど夏休みと言うこともあり、NYAN子に絵日記をつけさせた。
合わせて写真も。(だからピンぼけ)
体重の計測はキッチンスケール。ちょうど卵1個の重さだった。片手に載る軽い子。
1週間目くらいで目が開きかけ、目が見えるようになってくると、動き出すようになった。
だんだん体重測定もおとなしくしていないようになってきた。
そろそろ4週くらいになってきた頃、後ろ足がうまく立たないので何か変。
獣医さんに連れて行く。
レントゲンをとって唖然。背骨が正常に発達していなくて足の神経を圧迫。
後ろ足で立てなくなるとのこと。
生まれつきカルシウムの吸収が悪い子がいるそうで、普通なら死んでいる子だと言われた。

排尿も排便も自分の意志どうり出来ないので、時々お腹を圧迫して出してやる。
でも、足を引きずってうろうろするとおしっこがどうしても漏れてしまう。
可哀想だけどおしめをつけた。
不自由な身体になったけど、とっても元気に育った。
前足だけで器用に 走った。
20センチくらいの段差なら懸垂の要領で乗り越えた。
本当に強い子だった。
我が家で一番最初の猫 『もも』

洗濯籠で遊ぶもも
momo2.jpg


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ペット」カテゴリの記事

コメント

>本当に強い子だった
という事は・・・今はいないんですか?

私が中学生の時、寒くて冷たい雨の日に、
友人が産まれたばかりの子猫を拾って学校にきました。
ねずみ位の大きさの子猫。
「駐車場に落ちていた」と言っていました。
家で預かる事になったのですが、獣医さんにみせると
「いつ死んでもおかしくない」と言われました。
たった数日しか生きられなかった黒猫ちゃん。

ももちゃん幸せそうなお顔していますね。

投稿: まりも | 2004.04.04 23:10

私の友人で、とっても仔猫のころに、足のまえをうろうろするので、うっかり踏んでしまい、動物病院につれていったら、膀胱のあたりが挫滅していたので、尿が外側にでるようにつなぎ、ず~っとオムツをしている仔を飼っているひとがいます。ふと思い出しました。ちょっと距離があるので、見に行ってはいないのですが。
都合で捨てちゃう人も多いなか、ちゃんと面倒をみてくれる人でよかったなって思っています。
#私もうっかり踏みそうにはなって、ふんだっってこともありましたが、みんな無事でよかったなーって思いました。
その仔猫の前に、うちのシャネルやエルメスの兄弟を二匹上げたのですが、仔猫の性格が悪く、結局逃亡してしまい、行方知れずです。
#どこかで、元気にしているといいのですが。
このももちゃん、NYANさまのお嬢様に拾われて幸せでしたね。(^^)

投稿: NON@ねころぐ | 2004.04.04 23:11

まりもさん
ももは今はもういません。
3歳くらいの時網戸を壊して脱走しました。
足が不自由なので必死で探したのですが見つからず、数日後
瀕死の状態で帰ってきました。
で、見ていられる状態でなかったので獣医さんと相談し最後は
安楽死させました。(T_T)
しばらくはこれで良かったのかとかなり悩みましたが、ニフティの
フォーラムを見つけいろいろ話をするうちにもものことも話せるようになりました。
それからは皆の猫自慢に当てられて多頭飼い街道まっしぐら(笑
猫友達が沢山出来て、今はこんなに元気です。(^^)/

NONさま
足が不自由な猫も結構いますね。
近所の酒屋さんは交通事故にあった猫を見つけ飼っていますが、前足片方を切断しています。
でも、前足なので一見してわかりません。
普通の猫と同じように走ったりしていて、可哀想だなと思うのは人間の感覚なのかなとも思ったりします。
NONさまのお友達も本当に猫ちゃんが好きだったのですね。
長生きしていてくれるといいですね。

投稿: NYAN | 2004.04.05 00:03

とても深い深いお話でした。ももちゃんは、とても幸せだったのですね。なんだか言葉がみつからなくて・・でもこの経験が今のNYANさまをつくっているのですね。きっといつもももちゃん見守ってくれてますね。

投稿: nao-nao | 2004.04.05 10:05

nao-naoさん
ありがとうございます。

ももを幸せにしてあげられなかった分、4ニャン達を可愛がってあげたいと思います。

投稿: NYAN | 2004.04.05 14:43

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