でじゃぶさんの黒白軍団を見ているうちに、かつては我が家にも黒白がいたことを思い出した。
今の4ニャン達と違って辛い一生を背負ってしまった猫を。
忘れもしない夏、7月の花火の日。
生まれてすぐ家の隣の空き家に3兄弟段ボール箱に捨てられていた。
まだ目も開いていない仔猫たち。
NYAN子が見つけてきて、NYAN夫に飼って欲しいと催促。
ようやく許しが出て走っていくと、カラスが何か水たまりに落として慌てて飛び立った。
えっ、、、!? なんと水たまりに落ちていたのは1匹の仔猫。
あわてて段ボール箱をのぞくとそこにはいたはずの仔猫の姿はなし。
かろうじて残った子を連れて我が家へ。
こんな小さな仔猫は育てたことがないので、本を調べほ乳瓶やミルクを買いに走った。
それからは人間の赤ん坊と一緒。
2,3時間置きの授乳。お腹をさすり排便を促す。
でも、人間と違い成長が早いので睡眠不足もそれほど気にならない。
ちょうど夏休みと言うこともあり、NYAN子に絵日記をつけさせた。
合わせて写真も。(だからピンぼけ)
体重の計測はキッチンスケール。ちょうど卵1個の重さだった。片手に載る軽い子。
1週間目くらいで目が開きかけ、目が見えるようになってくると、動き出すようになった。
だんだん体重測定もおとなしくしていないようになってきた。
そろそろ4週くらいになってきた頃、後ろ足がうまく立たないので何か変。
獣医さんに連れて行く。
レントゲンをとって唖然。背骨が正常に発達していなくて足の神経を圧迫。
後ろ足で立てなくなるとのこと。
生まれつきカルシウムの吸収が悪い子がいるそうで、普通なら死んでいる子だと言われた。
排尿も排便も自分の意志どうり出来ないので、時々お腹を圧迫して出してやる。
でも、足を引きずってうろうろするとおしっこがどうしても漏れてしまう。
可哀想だけどおしめをつけた。
不自由な身体になったけど、とっても元気に育った。
前足だけで器用に 走った。
20センチくらいの段差なら懸垂の要領で乗り越えた。
本当に強い子だった。
我が家で一番最初の猫 『もも』
洗濯籠で遊ぶもも
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